仙台けやきユニオン

私たちは仙台を拠点に活動する個人加盟ユニオン(労働組合)です。仙台市を中心に、宮城県全域の労働相談を受け付けています。正社員・非正規雇用や業種・職種を問わず、どんな方でも加入できます。一人ひとりの問題を解決しつつ、ブラック企業をなくすことを目指して活動しています。

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労働基準法違反など4つの是正勧告、違法が横行する職場を改善してください!「学校法人結学館 未来の杜学園」(仙台イングリッシュセンター)

「学校法人結学館 未来の杜学園」(仙台イングリッシュセンター)との交渉の経過を報告します。

〇いろんな理由を持ちだして頑なに職場復帰を認めない理事長
 7月12日からユニオンは団体交渉を重ねてきましたが、理事長はいまだに職場復帰を認めてくれません。自宅待機命令も4か月目になりました。
 理事長は、当初は「職場の環境は非常に悪いと他の従業員に言った」ということを理由に退職強要をしていたのですが、本人が退職を拒否し、またユニオンからも、そのような理由は法的には認められないということを主張していくと、あとからどんどんいろんな理由をだしてきました。そして、最終的には「他の従業員が認めないから」「仕事の覚えが悪い」「自己中心的で態度が悪い」という理由で職場復帰を認めようとしません。当然、これは解雇する理由としては法的に認められません。また実際、Xさんは退職を強要されるまで懲戒処分をされたことはなく、仮にXさんの勤務態度が問題だとしても、それに対する指導や正当な手続きに則った処分もない中で、いきなり退職を強要しているのです。
 他の従業員を動員してXさんをいじめるようなことを止め、直ちに職場復帰を認めるべきです。他の従業員もかわいそうです。

〇労働基準法違反多数、3つの是正勧告が出る
 また、この職場では、賃金未払いなど数々の労働基準法違反がまかり通っていました。そのことに対しXさんは、理事長に「時間外手当支払い通告書」を提出しました。しかし理事長は、「馬鹿らしい」「払うつもりは無い」「訴訟を起こして下さい」と発言し「通告書」を床に放り投げたのです。その後Xさんは、改善の見込みが無いと判断し、労働基準監督署に調査を依頼しました。しかし理事長は、労基署に対しても数々の不誠実な振る舞いをしていました。予定していた連絡をしない、訪問日を急遽キャンセルするなどです。しかし最終的には、労基署はきちんと調査を行い、7月10日(火)に学校に対し、是正勧告が出されました。具体的には、下記の通りです。

・労基法第32条第一項、第二項
1. 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
2. 使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。
⇒学校は36協定を締結しておらず、違法に残業をさせていた

・労基法第35条第一項
1.使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。
⇒週一回の休日をとらせていなかった

・労基法第37条第一項
 使用者が、第三十三条又は前条第一項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の二割五分以上五割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。ただし、当該延長して労働させた時間が一箇月について六十時間を超えた場合においては、その超えた時間の労働については、通常の労働時間の賃金の計算額の五割以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。
⇒残業代を払っていなかった

是正勧告書はこちら

〇労基署の指導に対して不誠実な対応の数々
 そして労基署は、8月17日までに36協定を締結、労働時間管理、残業代支払い、を証明する書類の提出を求めました。私たちは、さすがに労基署からの指導には従うだろうと思っていましたが、なんと理事長は予定されていた期日までに書類を一つも提出しませんでした。その後労基署からの再三の指導の結果、36協定のみが学校から提出されました。ところがその36協定の締結に必要な「従業員代表」が”理事”になっていたため、提出された36協定は無効なものとなりました。きわめてずさんな対応だと言わざるを得ません。

〇4つ目の是正勧告が出る
 その結果、労基署は再度指導を行い、2度目労基署の調査が行われました。その結果、新たな事実として、定期健康診断が適切に行われてなかったことも判明し、新たな是正勧告も出ました。違反していた項目は以下の通りです。

労働安全衛生法 第六十六条第一項
1.事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断(第六十六条の十第一項に規定する検査を除く。以下この条及び次条において同じ。)を行わなければならない。

〇適切な労働環境を求めて交渉を続けていきます。
 これまで、すべて合わせて、4つの是正勧告が出たことになります。このような結果からみても、この学校は適切な労働環境とは言えません。この違法状況は、Xさんのみが被害者ではありません。他の従業員も残業代が払われていません。これらの問題も早急に解決すべきです。
 仙台けやきユニオンは、Xさんの職場復帰とともに、他の従業員にとってもよい労働環境の改善をするために交渉を続けていきます。私たちは、この抗議のために街頭宣伝も行っています。是非ご支援をお願いします。

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