団体交渉1回で解決!内定取り消しを行ったIT関連会社に責任を取らせました。

活動報告

仙台けやきユニオンは、仙台市内に本社があるIT関連の会社S社の内定取り消し問題について団体交渉をしていましたが、解決しましたのでご報告いたします。

事案の詳細についてはこちら(過去ブログ

 

〇内定取り消しについて会社が謝罪

当事者のTさんは、団体交渉にて、この会社から受けた内定取り消しのため、失業期間ができてしまい生活に大きく影響が出てしまったことや、就職を前提に引っ越しをしていたのに無駄になってしまったことなどを説明し、今回の会社の軽率な行為を糾弾しました。会社側としても、急な内定取り消しをしてしまったことについては謝罪をしてくれました。

 

〇団体交渉1回で納得のいく水準を獲得

会社は、内定取り消し自体を認めており謝罪はしてくれましたが、金銭的な賠償額はTさんの納得のいくものではありませんでした。しかし、団体交渉で異議を申し立てた結果、会社はTさんの納得のいく金額を支払うと約束しました。これによって、今回の件は解決しました。申し入れをしてから1か月程度の、スピード解決でした。

また、この会社は、今後今回のような内定取り消しを行わないことを約束してくれました。ユニオンとしては。今後、新たな被害者が出ないことを望みます。

 

〇Tさんのコメント

今回、ユニオンの皆様の大変な協力により、団体交渉を成功させることができました。交渉準備中は、「交渉を諦めて就職活動に集中したほうがよいのでは…」と迷うことも何度もありました。また、合意書を交わすまでは、食欲もなく、眠れない日が続きました。しかし、ユニオンメンバーの皆様の支えもあり、満足のいく結果を得ることができました。これは、抗う決意をしなかったら得られなかったものです。個人でもユニオンの力を借りれば社会に対抗できるということ、自分を信じて進んだことは正しかったことを再確認でき、今は達成感でいっぱいです。

また、この結果は、S社に賠償を払わせ、反省を促しただけではありません。小さな一歩ではありますが、不当な扱いには声をあげていいんだ、ということを社会に示すことができたと考えています。内定切りや長時間労働、残業代未払いは仕方のないことではありません。私たちは働くために生きるのではなく、生きるために働くのです。

余談ではありますが、私が労働組合に入ろうと思ったできごとを記しておきたいと思います。

スウェーデンの野外博物館(民家等を移築するなどして野外で展示している博物館)を訪れたときのことです。該当時代の服を着たスタッフの方と展示について話していると、スウェーデンについての感想を聞かれました。私は「福利厚生などが手厚く、尊敬している国なので、ずっと訪れたいと思ってました。来れて光栄です」と答えました。するとスタッフの方は「それがね、そうでもないのよ」と言います。続けて「今の若い人たちはこの権利を当然のことだと思っている。そうではないのよ。これは、私たちが闘って勝ち得たものなのよ。」と言いました。

今回、内定切りの連絡があったとき、私はこの出来事を思い出しました。なぜ日本ではこれほど劣悪な労働環境が当然のように許されているのか。それは私たちが声を上げないからです。一緒に闘える仲間はここにいます。共に声をあげましょう。

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