無期転換しても非正規雇用労働者と同様の低賃金。不当な賃金差別に抗議し、リクルートコミュニケーションズで働く社員が声をあげています!

活動報告

私たち仙台けやきユニオンは、リクルートコミュニケーションズと団体交渉をしています。交渉しているのは、在職の組合員Jさんです。以下、具体的な事例を紹介します。

 

〇過酷な勤務から休職へ。しかも給料を下げられる

Jさんは入社当初から、過酷な勤務を行っていました。2年目の時、同僚・先輩が全員退職し、東北支社の全原稿をほぼ1人で任されることになりました。その時は毎日14時間以上働く長時間労働で、ひどいときには16時間働いたり、会社に泊まることもありました。当然、休日出勤もしました。

 

しかし、その時間は正確には会社に報告できません。あらかじめ正確な労働時間を申告できないようなシステムがあり、また正直に労働時間を申告すると評価を下げられてしまうため、過少申告を余儀なくされていました。そして、激務により体調を崩してしまいました。1ヶ月休職したところ、評価を下げられ、基本給を減給されました。

 

〇上がらない労働条件

Jさんは上記のような過酷勤務をしていた時、一時期は評価があがりました。しかし、一度休職して以降、業務量調整で相対的に少なめな仕事にしてもらうなどした結果、その後はいくら頑張っても待遇は変わりませんでした。

 

Jさんは半年契約の契約社員という形にされていたのですが、5年経過後は無期転換はされました。しかし、条件はこれまでと一切変わらず、有期雇用が無期雇用に変わっただけでした。最近は有期雇用労働者の無期転換妨害が度々報道されていますが、この会社が無期雇用への転換を違法行為なく行ってくれるのは良いことだと思います。しかし、賃金面等の待遇は一切変わらないことに、納得はいきません。無期転換後、会社はこの状態でも「正社員だ」と言っていますが、このような低処遇状態に対して、Jさんは納得ができません。実際の労働に見合った労働条件ではないからです。

 

〇Jさんが担っていた仕事と会社からの冷たい評価

Jさんは入社後、この会社の教育関係の部門に入りました。そこでは、大学の情報を大学長や大学職員らからインタビューを行い、原稿を作り、それを雑誌に載せることなどが仕事でした。その原稿は、年間500本以上担当していました。

このほかにも企画書作成からデザイン案考案・本文などの文章作成、取材手配に取材への同行、クライアントへの出し戻し・対応、印刷会社への発注から入稿作業、下請けへの支払・請求・経理業務まで、部署に専門のメンバーがほぼ一人しかいないため、すべてほぼ一人で行っていました。仙台には下請け業者が少ないことから、それらをほとんど社内のみで行っていました。また、デスク業務という仕事も担い、新規の下請けを3社開拓したこともありました。そして、その下請けへの研修・研修資料作成・研修の講師も一人で担当しました。これだけでも、Jさんの負担は大きいものでした。

他にも、デスクのミッションとして「業務の課題を見つけ、新しい業務フロー設計やツールを開発し、実施・共有する」というものがあったため、新しいシステムや営業との発注フローを新しく改善するなどの施策をいくつか行いました。しかし、仕事が大きく変わり、慣れない仕事であることも関係し、Jさんは激務の中で途中で体調を崩しました。そのため、現在はデスク業務を外されています。

その後は、会社で評価の対象になるような仕事を任せてもらえず、ただ量だけが多く忙しいだけの担当に回され、昇給できるチャンスすら無い環境に置かれています。Jさんとしては、会社から、「与えられた業務をこなす能力なし」という評価を与えられていると感じています。結局、Jさんは入社以後、ほとんど賃金水準は上がっていません。

会社から見ると、Jさんは「能力なし」なのかもしれません。しかし、会社のために必死に働いてきた社員に対して、またこの会社の信頼や業績に影響している仕事をしていることに対して、あまりに冷たい評価だと思います。

 

〇労働環境、評価システムの改善をし、時給1500円以上を目指して交渉しています!

Jさんは、上記の問題をずっと、上司、人事などに訴えてきましたが、まともに取り合ってくれませんでした。評価システムに関しても、「評価されたければ、新システムの開発や新企画の立ち上げ、数十万以上のコスト削減案など、常に新しいものを考え実施することだ、それ以外の仕事に価値はない」と言われ、会社の基本となる業務はミス・トラブルなく一人ですべて完璧にこなしても、会社としては意味がないと取り合ってくれません。

しかし、Jさんが担う仕事は、Jさんが担わなかったとしても、下請けに回す=外部化するだけでその部分を廃止できるわけではなく、この会社の利益を上げるシステムからは排除はできないものです。その部分を担う人たちに対する評価が低いのは、労働者の立場からは許せません。

Jさんの行う仕事は貴社の収益に資する重要な部分であり、入社当初より正社員と同様の仕事を行ってきました。本来、残業がない状態で普通に暮らしていけるだけの賃金が支払われるべきであり、それは時給1500円以上といわれています。Jさんは、残業代を抜けば約17万円であり、時給になおすと約1130円です(所定労働時間が150時間の場合。所定がそれ以上ならもっと低い)。これでは低すぎます。仙台けやきユニオンは、Jさんを含む全従業員が、時給1500円以上となる基本給が支払われるべきと考え、賃上げを要求しています。

 

Jさんは、この会社を改善すべく、在職でユニオンに入って闘う決断をしました。私たち仙台けやきユニオンもFさんとともに、改善を目指して闘っていきます。

 

応援よろしくお願いします。

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