アルバイトにも休業手当を払え!株式会社ケーワン・エンタープライズに団体交渉を申し入れました!

活動報告

私たち仙台けやきユニオンは新たな闘争を始めます。今回は、アルバイトに休業手当を支払わなかったケーワン・エンタープライズに対し、在職の従業員Xさん(30代女性)・Yさん(40代女性)がユニオンに加盟して団体交渉を申し入れました。ケーワンエンタープライズは、「ぴゅあらば」という風俗の情報サイトなどを運営する会社です。事案の詳細は以下の通りです。

 

〇新型コロナウィルスの影響で休業になったにもかかわらず、休業手当が払われない

二人は、この会社で働き始めて、それぞれ3年と2年がたつ、有期雇用の社員でした。二人がいる職場は、新型コロナウィルスの影響で、4月13日以降、会社が全社的に休業になりました。3月末ごろから、コロナ対策として在宅勤務の可能性を確認されていましたが、結局在宅勤務はなく、休業となったのです。

この会社は、社内への通知にて、従業員に休業手当を支払うことを通知していました。しかし、アルバイトには休業手当は払われませんでした。そのことについて東京本社の上司に問い合わせると、有給休暇を使えといわれました。そもそも有給休暇を使わせることに疑問はありましたが、ひとまず二人は有給休暇を申請しました。しかし、なぜか実際はほとんど使わせてくれませんでした。また上司からは、「ダブルワークでどうにかしてほしい」「自分達の生活は自分達で、国からの給付金や緊急小口資金等利用してどうにかしてほしい」などと言われています。これは、明らかに労働基準法26条に違反する行為です。

 

〇シフト制のアルバイトでも休業手当は支払われる

 パート・アルバイト労働者のシフトを削減した場合やシフトから外した場合でも、法的には会社都合の「休業」となり、雇用主は労働者に対して休業手当を支払う義務があるものと考えられます。パート・アルバイトも労働基準法上の労働者であり、当然に労働基準法26条の対象になります。また、労働契約法は事前に労働時間を特定することを求めており、「シフト制で決める」などと労働契約や就業規則で定めていたとしても、労働時間の特定はなされていると考えるべきです。そのため、合理的な方法で契約上の労働時間を確定し、そこから「休業」の日数を概算するのが妥当になります。今回のお二人の場合、シフトが毎月出ていました。そこから、週3~4日、1日6時間程度の勤務が恒常的にあることがわかっています。それに満たない分については「休業」と捉え、休業手当を支払うべきであると考えられるのです。

会社は、「労働日に関しては契約書に「シフトに準ずる」とかいてあり、会社が必要な時にシフトを入れる。今はそれがないということであり、休業手当を払わない」というような主張をXさん・Yさんに行いましたが、この主張は妥当ではないと組合は考えています。

 

〇権利の行使をした人の仕事を干す、会社の不当な対応。非正規雇用労働者を生活苦に追いやる会社は許せない

二人は、当初から休業手当を支払うよう会社に求めてきました。そうすると会社は、二人を出勤させないという差別対応を行ってきたのです。会社の休業明けから、他のアルバイトは出勤していますが、その際会社はそれぞれのアルバイトに声をかけていました。しかし、二人だけは何も声をかけられず、放置されていたのです。また、他のアルバイトが出勤していることを知った二人は、その理由の説明と自分たちも出勤させるよう求めました。すると会社は、「実力がある、必要な人だけ出勤してもらう」と言いました。これは全く納得がいきません。アルバイトの任されている仕事は、単純作業の繰り返しであり、他のスタッフと大きく差があるとは思えません。また、そういう理由でシフトを入れていないのであれば、会社都合で休業させているということです。そうであれば、休業手当を支払うべきですが、会社は払う気はないようです。そして現実に、休業手当を請求した二人だけを出勤させていません。これらの行為はあきらかに不当な対応です。

Xさんは、夫とともに、今も家のローンを支払い続けています。夫も働いていますが、ローンを支払っていくために、Xさんのアルバイトの稼ぎは重要でした。しかし、今回の無給状態のために、家計に大きく影響が出ています。出費を抑制するも貯金を取り崩さざるを得ず、大変です。また、仕事を変えようにも、コロナ禍ですぐには見つかりません。応募はしてみますが、採用には至っていない状態です。

Yさんは、現在年金受給者の両親と暮らしており、自分の生活費は自分で稼がなくてはならない状態でした。また、収入の一部は両親を含めた生活費としても使っていました。そのような中、この会社で非正規雇用労働者として働いていたのです。そして、収入が途絶えたことで、生活費は貯金を取り崩して対応せざるを得ず、また家庭に入れる生活費も途絶え、生活に不安を感じています。両親にも心配をかけてしまっています。Yさんも別の仕事を探してはいますが、やはりコロナ禍ではすぐには見つかりません。

非正規雇用労働者は、遊びで働いているわけではありません。自分たちの生活を維持するために、働いているのです。しかし、会社はそれぞれの非正規雇用労働者をぞんざいに扱っています。「社員」だけは休業手当を支払い生活を守るのに、非正規雇用労働者には支払わず、切り捨てているのです。私たちはこの会社を、許すことができません。

 

〇非正規雇用を馬鹿にするな!仙台けやきユニオンは勝利のために頑張ります。

「非正規労働者だから」と、企業から十分な説明もなく、契約を解除されてしまうのは許されないし、正規・非正規で休業補償の額に差をつけることも、社会的に見て、何の正当性もありません。しかし、現実には非正規差別が横行しています。私たち仙台けやきユニオンは、Xさん、Yさんとともに、この会社で適切な補償を勝ち取ると同時に、非正規労働者の待遇改善のために頑張ります。応援よろしくお願いします。

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