契約社員として働けるという期待を裏切っても「法的な責任はない」の一点張り! コロナで内定を取り消し休業手当も支払わない会社に対して、誠実な対応を求めます!(日本通運株式会社)

活動報告

私たち仙台けやきユニオンは、日本通運株式会社(以下、「日通」)を相手に、9月3日に第2回団体交渉をおこないました。

事案の詳細については、過去の記事をご覧ください。

約束されていたはずの契約社員が新型コロナで取り消しに。休業手当も払われない。労働者が怒りの声をあげました(日本通運株式会社)

 

組合は日通に対して、休業補償や損害賠償の支払いを求めていました。しかし、日通の回答は、法的な責任がないため金銭支払いの要求には応じられないというまさかの「ゼロ回答」でした。これはきわめて不誠実なものであると、私たち組合は考えています。

当日の交渉内容の要点を、以下でご報告いたします。

 

〇「労働条件通知書を交付していなかった」という前回の説明から一転

会社側の主張は次のようなものでした。すなわち、日々雇用であり本人もそのことを認識していたため休業補償を支払う必要はなく、また、内定が成立しておらず、「期間社員」(契約社員)としての採用が難しいということは、早い段階で説明しているので、内定取り消しにかかる損害賠償責任も発生しないというものです。

まず、日々雇用かどうかという点について見ていきます。

当事者のXさんは、週5~6日働くものと入社当初に聞かされたと認識していました。これに対して会社側は、「月曜日から金曜日の勤務が基本」で「土日勤務の可能性もある」という説明はしたが、これは平日に毎日仕事があるという趣旨ではなく、週5~6日という話はしていないと主張してきました。しかし、一般的に考えて、「月曜日から金曜日の勤務が基本」と言われれば、平日は毎日勤務するものだと受け止めるのが自然でしょう。Xさんが週5~6日勤務だと認識しても無理はありません。

そもそも、週何日働くか、アルバイトか日々雇用かについて「認識のズレ」が生じているのは、会社が労働条件を書面で明示していなかったためです。入社当初の説明の際、契約書は渡されていませんでした。第1回の団体交渉では、労働条件通知書をXさんに交付していないと会社側も説明していました。ところが、今回になって会社側は、勤務日ごとに勤務日報と一緒に労働条件通知書を渡していたとして、前回の説明を一転させてきました。その場で会社が示した労働条件通知書はXさんにはまったく見覚えのないものでしたが、それでも会社側は、労働条件通知書をXさんが持ち帰っているはずだという主張を崩そうとしませんでした。

なお、過去の記事でも書いているように、仮に日々雇用であったとしても休業手当は支払われるべきだと私たちは考えています。日払い派遣で実際に休業手当が支払われた事例もあります。引き続き、ユニオンは、Xさんが本来働く予定だった日数分の休業手当を請求していきます。

 

〇「法的な責任はない」の一点張り

次に、内定取り消しの問題について見ていきます。

契約社員になるための面接をしていないため内定が成立しておらず、早い段階で採用が難しいと説明しているため、損害賠償責任は生じないと会社側は主張しています。一方で、最初の面接の時点で、健康上の問題がなければ(必ずとは言っていないが)契約社員にはほとんど採用できるという趣旨の話をしたことは会社側も認めていました。期待させるものだったかもしれないが法的には問題ない。これが会社側の主張です。

Xさんは、採用面接時や、その後の就労期間中に、上司から、契約社員の登用については問題ないといわれていました。組合としては、内定は成立していると考えます。また、会社が採用できないといった理由は、「新型コロナ」が理由です。それがなければ、採用されていたと思われます。そうであれば、休業手当を支払うなどで、雇用維持をはかることが可能です。そういう点からも、今回の会社の対応は不当です。

そして、仮に法的に問題がなかったとして、会社にはなんの責任もないのでしょうか? Xさんは、3か月後には契約社員になれるという話を信じて、前職を辞めて日通に入社しました。それにもかかわらず、コロナで状況が変わるとその約束を反故にされ、給料を得ることができなくなったのです。Xさんは「法的とかではなく、人としてどうなのか」「信用して入社したのにひどいではないか」と訴え、組合もその点について追及しました。法律で定められていなくても、労使が合意すれば被害の賠償をすることは可能です。それでも会社側は、「法的な責任はない」「法的にしか責任の有無は判断できない」と繰り返すばかりで、こちらの要求に誠実に答えようとはしませんでした。

 

〇日通への抗議と要求を継続していきます!

人が欲しいときには期待させるようなことを言っておきながら、いらなくなったら簡単に切り捨てる。労働者の生活をもてあそんでおきながら法的な責任はまったくないという会社側の主張は、到底納得できるものではありません。私たち仙台けやきユニオンは、日通への抗議と要求を継続していきます。

日通で働いて職場で困っていることがある方は、私たちと一緒に会社に改善を求めていくことができます。お困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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