未払い賃金を払ってください!学生アルバイトが仙台進学プラザに団体交渉を申し入れました!

活動報告

今回仙台学生バイトユニオン(ブラックバイトユニオンの仙台学生支部)に加入した Xさんは仙台市内の大学に通う学生です。Xさんは、アルバイトとして進学プラザの講師を務めていました。学業と両立しつつ、忙しく大変な時でも業務に努めていましたが、未払い賃金が発生している状況等諸般の事情を踏まえ、8月末日付けで退職しました。入社した2019年4月から発生した未払い賃金の額は約23万円、これまでの給与総額のおよそ4分の1に及びます。

この度、仙台学生バイトユニオンはXさんとともに、未払賃金を支払うように仙台進学プラザに対して団体交渉を申し入れました!

 

〇「コマ給」で賃金未払いをしていた進学プラザ 

Xさんは 高校時代から進学プラザで学んでおり、大学に進学したと同時に講師として働き始めました。大学受験時代には進学プラザの講師からとてもお世話になっていたというXさんは、自らの教材費を賄うと同時に、お世話になった先生への恩返しという想いも含めてアルバイトとして講師業に励みました。

仙台進学プラザでは、授業をした時間だけに支払われる「コマ給」とその他の一定の業務を行なった時に当てられる「業務給」が支払われていました。会社からは授業開始20分前に出勤するように求められていましたが、授業前の準備時間と、授業が終わった後の生徒の見送りや清掃の時間にはこの「業務給」がつけられることはほとんどありませんでした。それにより、日常的に30分から100分の未払い賃金が発生する時間帯が発生しました。

また、22時以降の深夜帯にも就業をしていましたが、進学プラザはこれに対して適切な割増賃金を支払ってはいませんでした

その結果、Xさんには約23万円の賃金未払いが生じています。これは入社した2019年4月から支払われるべきであった給与総額のうち、およそ4分の1に及びます。

 

〇厚生労働省が学習塾業界の各団体に対し、適正な労務管理の実施を要請している。進学プラザも守ってほしい

学習塾業界には多くの問題が存在しており、多くの塾で採用されている「コマ給」制度もそのうちのひとつです。2015年3月、厚生労働省が学習塾業界に対し、適正な労務管理の実施について各団体の会員に対する周知を要請し(基発0327第27号)、同年12月にはこれを念押しするように更なる要請が行われました。

仙台進学プラザは、この要請を受けた団体のひとつである「一般社団法人日本青少年育成協会」に正会員として所属しており、厚労省からの要請を把握していたはずです。しかし、その要請から約5年が経過した現在も賃金の未払いが発生しており、要請を無視していると考えられます。これを看過することは到底できません。

 

〇「サービス残業」に強い矛盾を感じて

Xさんは講師してのやりがいを見出しながら業務に励んでいましたが、「正しいこと」を教えなければならない立場にある教師に対して、「間違ったこと」である未払い賃金がさも当然のように発生し、見過ごされている状況に、強い矛盾を感じていました。

 そのほかの講師についても、Xさんと同様に授業準備などの時間には給料が支払われていませんでした。現在の状況のままでは、講師たちはタダ働きで準備をすることになり、授業準備を含めた授業全体の質に影響が出かねません。

Xさんは、自らの被害を回復し、今回の申し入れを通じて仙台進学プラザに考えを改めてもらい、現在も講師として働いているすべての労働者のためにも、より良い労働環境を作ってもらいたいと考え、仙台学生バイトユニオンに加盟して交渉を行っていくことを決意しました。一連の問題解決のために、仙台進学プラザに対して団体交渉を申し入れをしました。

 

〇Xさんからのコメント

まずもって、アルバイトとして働いていた際の講師と社員の皆さまに感謝申し上げます。困った際に手を差し伸べてくださったこと、将来に向かって歩んでいく決意を応援していただいたことなど、この恩は決して忘れません。

それではなぜ、私が団体交渉という手段を選択したのか。それは、「講師と一般の社員」の関係がどんなに良好であろうと、「講師と会社の経営陣」の関係が悪い限り、講師のおかれている状況、つまり未払い賃金が発生する状況は悪化するばかりだからです。

私がこの状況に疑問を抱き始めたのは1月ごろでしたが、当時私は受験を控えた中学生をはじめ数人から指名を受けていたこともあり、経営陣に対する強い不満を抱きつつも8月末まで働き続け、ようやく団体交渉に踏み切ることができました。自分を指名して授業を受けてくれた生徒たちの顔が浮かび、授業をしている風景が夢に出てくる日も少なくありません。彼らとその親御様には、期待にお応えすることができず申し訳ない気持ちではありますが、この状況を打破する最前策としてこのようにせねばならなかったことを、どうかご理解いただければと思います。

この状況を打破することは現在の瑕疵ある授業から脱却し、より質の高い授業へ変革することに繋がります。親御様各位におかれましても、この状況を変えさせるよう、進学プラザに訴えていただけると幸いです。

講師のおかれてる状況の詳細については先に述べたため省略しますが、本来なら支払われるべき賃金を、しかも国が既に要請をしているにも関わらず支払わないというのは、労働者を軽視する行動に他ならず、ひいては労働者の生活や人生そのものが壊れかねません。

交渉がどのように進むかはわかりませんが、まずは自分自身の未払い賃金を、ひいては講師として働く全ての労働者に対する未払い賃金を支払わせることを約束させるため、志操堅固、闘ってまいります。

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