学校法人 結学館(未来の杜学園)との労働同委員会における和解が決裂! 不当労働行為について、労働委員会からの命令をもらう流れに。

活動報告
(NEW)学校法人結学館 未来の杜学園(日本語学校)の結城徹理事長のパワハラ発言の録音、第一弾をyoutubeで公開しました(2020年9月25日)。動画はこちらをクリック。

和解交渉決裂(2020年6月5日)

2020年6月5日、宮城県労働委員会における和解交渉は決裂しました。数ヶ月に及んだ和解交渉でしたが、学園側は最初から最後まで不当で不誠実な態度を変える事はありませんでした。これまでの経緯と今後の予定についてご報告させて頂きます。尚、ユニオンが要求した主な和解案は以下のとおりです。

・Xさんの職場復帰

・解決金(XさんとSさんの2人の残業代未払い分を含む)

・謝罪文の掲載

Xさんを完全に隔離する労働環境を提案

和解交渉の序盤、未来の杜学園の結城理事長はXさんを職場復帰させる意向を示しました。しかし、勤務場所と勤務内容はこれまでと全く異なるものでした。現在、未来の杜学園は北目町通りに新校舎を建設しようとしています(2021年8月完成予定)。結城理事長はX氏をその建設予定現場の横にあるアパートの空き部屋で1人で建設に関係した業務を建築士と連絡を取り合いながらするというものでした。Xさんがこれまでやってきた業務は留学生のビザ申請業務や学生指導であり、全く異なる業務です。また、その場所は、元々Xさんが仕事をしていた駅前の校舎から離れており、他の従業員や学生と完全に隔離された労働環境です。ユニオンとしては、このような労働環境自体がパワハラ「人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)(参考:厚生労働省 パワーハラスメント ガイドライン)」であり到底受け入れられるものではありませんでした。

最後の最後で”ちゃぶ台返し”

その後の和解交渉は、項目ごとに1つ1つ交渉が行われ、ユニオンとしては、和解解決に導く為に、ある程度の譲歩をしつつ話し合いを進めてきました。例えば、理事長は、上記の提案から元の校舎に勤務先を戻すことに同意しました。しかし、尚、他の従業員とは異なる場所で業務を行わせることを提案しました。そこは、これまで物置としてしか使用されていなかった校舎5階の空き部屋です(行政には職員室として報告 / 他の従業員は2階の職員室)。これだけでは上述した隔離部屋と変わらないので、ユニオンは「理事長や他の数名の従業員も一緒に業務をさせ、最終的には2階の職員室に戻すことを前提」として結城理事長の提案を受け入れました。

和解交渉で決裂の原因になったものは解決金の額についてでした。他の全ての項目が決定し、解決金は最後の交渉項目でした。学園側は、「和解金の交渉へ応じる」ことを約束していたにも関わらず、和解金の具体的な交渉が始まった途端、「応じない」とこれまでの約束を一方的に覆す態度に出ました。(※このような学園側の不誠実な対応はこれまでも度々行われた。)

学園側の不誠実な態度によって和解交渉は更に引き延ばされ、次回持ち越しとなった和解交渉は、その後の学園側の和解案金交渉拒否という形で、和解交渉の最後の最後で決裂ということになりました。いたずらに時間をかけて、最初から和解交渉に応じるつもりが無かったと思われるような極めて不誠実な態度としか言いようがありません。

交渉中の不自然な自宅待機命令解除

和解交渉で、Xさんが職場復帰した際の労働環境の要求や確認をしていた最中(労働環境の健全性が確認されていない状態)、結城理事長はいきなりXさんを職場復帰させることを伝えてきました。学園側が上述したような不当な労働条件を提案している最中の出来事であったため、労働委員会としても「このような状況で職場復帰させるのは適切では無い」のではないかと、学園側に適切な労働環境がある程度定まるまでは待つよう結城理事長に促してくれました。しかし、その様な学園の対応に対して、Xさんは「労働条件が決まり次第、いつでも職場復帰はできる。」と労働委員会の中で学園側に明確に伝えた後、学園側は職場復帰の話を一切しなくなり、現在まで自宅待機命令は続いています。不自然としか言いようがありません。理事長は労働委員会で不当で過酷な労働環境を提案する中で、学校が自宅待機命令を解除し復帰させればXさんが嫌がるだろう、と思ったのでは無いでしょうか?いわば「脅し」のようなものです。しかし、Xさん本人が、「いつでも戻れる」と労働委員会で伝えた為、その脅しが効かないと考え、そのようなことを言わなくなったものと思われます。

最後(結審日)に結城理事長の嘘がばれた!!

8月4日の労働委員会の結審日において、両者から最後の証拠資料提出がありました。学園側はこれまでにXさんの様々な勤務態度の問題について主張してきました。その中の1つに、Xさんが平日のみでは業務を終えることができず、他の従業員と同様に休祝日出勤を日常的にしていたことを今になって、「学園内に不法侵入していた」とXさんの問題行動として主張していたのです。結城理事長は学園と契約している警備会社から得たXさんのみの出退館記録を提示し、Xさんの問題行動の証拠として提示していました。しかし、ユニオンの代理人弁護士が同じ警備会社に過去の出退館記録を要求した所、他の数多くの従業員の休祝日の出退館記録(多くの異なるIDナンバーが入退館していた)が判明したのです。そしてそれを証拠として提出したのです。その証拠の提出を受けて、結城理事長は「これは初めて見ます。」「これはおそらく私で、私はこれまでに何度かカードを無くしたことがあるから。」などと言い訳をしました。そして、「教師の方々は、教材の準備で入ることはありましたね。」と発言をしました。この発言には矛盾点があります。これまでに理事長は休祝日に出勤していたのは自分で、従業員はほとんどいないと発言していたからです。これまでの理事長の説明は嘘であったことがわかりました。このような結果、労働委員会の参与委員は「この記録を見る限り、(結城)理事長のこれまでの発言は信憑性に欠ける」といった主旨の発言をしました。これまでに証拠が無いことを良い事にXさんの様々な問題行動を主張してきた結城理事長の発言の嘘が発覚した瞬間でした。

今後について

労働委員会はこの度の結審日後、合議(公益委員会議)で、事実を認定し、この認定に基づいて不当労働行為に当たるか否かを判断し、当事者に命令書を交付することになります。通常、それまでに約半年掛かると言われることから、今回の件については2021年2月頃までには結果が出ると思われます。現時点で学園側は、2年3ヶ月以上(2020年9月時点)続いている自宅待機命令継続の理由を「新型コロナ状況下での対応業務が多事多端だから」と説明しています。学校側の言う「コロナ禍による影響」はいつまで続くのでしょうか?テレワークなどの打診すらなく、ただ出勤させたくないだけだとユニオンは考えています。

私たち仙台けやきユニオンは、今回の労働員会で学園側の数多くの矛盾点を追及し、証拠と共に学園側の虚偽を暴くといった大きな成果を得たと信じています。そして、XさんとSさんの正当性を証明し確実に前進することができました。

私たちはXさんとSさんと共に引き続きあきらめずに戦っていきます。応援どうぞよろしくお願いします!!

 

(過去のブログ)

2018.8.16 ブログ1/ 会社の改善を求める社員はいらない!学校法人結学館 未来の杜学園

2018.9.11 ブログ2 / 労働基準法違反など4つの是正勧告

2018.11.7 ブログ3 / 宮城県労働委員会へ救済申し立てを実施

2018.3.12 ブログ4 / 不誠実な交渉態度

2018.6.14 ブログ5/1年を超える自宅待機命令

2019.7.26 ブログ6/20代女性現職職員Sさんがユニオンに加入

2020.2.12 ブログ7/「覚えていない」「知らなかった」では済まされない。第8回団体交渉と労働委員会における様々な問題発言

2020.9.9 ブログ8 / 和解交渉決裂(2020/6/5) → 労働委員会結審(2020/8/4) → 命令へ(2021/2頃)

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